硝子体手術を日帰りで
硝子体手術を日帰りで
受けていただけます
近年の網膜硝子体手術の
技術の進歩は目覚しく、
日帰りで手術が
行えるようになりました。
日帰り硝子体手術
硝子体手術は従来、入院で行うことが多い手術でしたが、徐々に低侵襲で硝子体手術が行えるようになり、日帰りで硝子体手術を行う病院も増えてきました。
当院院長は、以前から病院やクリニックでの日帰りでの硝子体手術に携わっており、はたのだいアイクリニックでも、日帰り硝子体手術を実施しています。
術後に体位制限が必要な場合があり、白内障手術に比べると、症例ごとに細かい対応が必要になることも多いですが、わかりやすく、丁寧なケアをすることで、日帰りでも極力不安なく手術が受けられるように心がけています。
対象となる疾患
黄斑前膜(黄斑上膜)、黄斑円孔、硝子体出血、糖尿病黄斑浮腫、糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離など
- 硝子体手術とは?開く
-
- 眼内の多くの容積を占める「硝子体腔」という場所には、「硝子体」といって、無色透明のゲル状の物質が入っています(図1)。その硝子体腔の中を処置する手術を「硝子体手術」といいます。
硝子体というのは、糖尿病などの網膜の血管の病気や、ぶどう膜炎などの炎症の進行に大きく関与する組織です。これらの病気では、進行に伴って硝子体を除去したり、混濁した硝子体を除去したり、増殖膜といって病気の進行で生じた有害な膜を取り除くなどの処置が必要になる場合があります。
このような、硝子体腔内の処置をする手術を総称して、「硝子体手術」といいます。
- 眼内の多くの容積を占める「硝子体腔」という場所には、「硝子体」といって、無色透明のゲル状の物質が入っています(図1)。その硝子体腔の中を処置する手術を「硝子体手術」といいます。
- 適応疾患は?開く
-
網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜、ぶどう膜炎、網膜静脈分枝閉塞症、硝子体出血、硝子体混濁など
- 硝子体手術ってどんな手術?開く
-
白目(強膜)に小さな穴を3か所または4か所開けて、その穴から眼内の操作をします(図2)。たとえば、ゲル状の硝子体を除去する場合にはその穴から「硝子体カッター」といって硝子体を切りながら吸引できる器具をいれて操作をします。膜を除去したい場合には、非常に小さいセッシを入れて、膜を除去します。
手術時間は黄斑前膜や黄斑円孔のみなら30分程度です。
日帰り硝子体手術の流れ
1 | 術前検査 |
術前検査は日を改めて実施することが多いです。 | |
2 | 手術の1.5時間前に来院 |
術前検査は日を改めて実施することが多いです。 | |
3 | 手術 |
30-60分ほどですが、疾患や状態により、予定時間が異なります。 | |
4 | 休憩後帰宅 |
スタッフから術後指示の説明があります。術後に通院が可能であれば、よほどのことがない限り日帰り手術ができます。 |
全身状態に懸念がある場合については、各主治医の先生にご相談させていただく場合があります。